南足柄市初の道の駅、2020年6月26日にオープンしました。
小田原や箱根で観光した後、帰り道の途中でお土産を買っていける場所って確かに思い付きません。お土産を求める方や、道の駅ファン、ちょっと休憩の方には良い場所になるのではないかと思います。
そして、私の住む山北町は「足柄上郡」。
同じ足柄に住む人間として、一度見に行かねばということで、そのレビューです。
「道の駅足柄・金太郎のふるさと」ってどんなところ?
まずコンセプトはこちら
金太郎の町、足柄。
豊かな自然に囲まれたこの町には、魅力がいっぱい。
足柄の魅力を全国の皆さまに伝えたい。
そんな思いで私たちは、道の駅「足柄・金太郎のふるさと」を開業します。
全国の皆さまに足柄の美味しさを知っていただくために、
https://www.michinoeki-ashigara.com/ より引用
私たちは全力で笑顔と足柄の魅力を発信し続けます
とのことです。
南足柄市の道の駅ではあるものの、東名自動車道の大井松田ICが近いこと、箱根へのアクセスが良い点を踏まえ、足柄平野全体の活性化を意識した場所になっているようです。
南足柄市が金太郎の出生地なの?
あの有名な、まさかり担いだ「金太郎」。平安時代の人物で、出生地に関しては諸説あります。
南足柄市の次に候補とされる場所は静岡県小山町。足柄峠を挟み隣接しています。
他にも山姥の子どもとされることから、新潟県や長野県にも金太郎の出生地であるという説が残るそうです。
実際に行ってみた
当日は土曜日ということで、駐車場は大混雑。
それでもオープン翌週に道の駅を通ったときは、道の駅の外まで渋滞が伸びていたので、混雑は多少緩和されてきているのではないかと思います。
道の駅の中も混雑…。店内入り口では消毒液が設置、マスクの配布も行っていました。
行ったときは店外までソフトクリーム待ちの列が。オープンから2週間が経ちますがすごい人気!
地元のお野菜(農産物の販売は売り場面積の3分の1程か)
道の駅に入るとすぐにあるのが野菜コーナー。
野菜の種類は豊富で、スーパーの青果コーナーかと思うほどの商品ラインナップ。
なんと、こりゃ足柄で獲れないだろと思う「りんご」まで。
商品の陳列の方法がユニークです。
一袋ずつポリ袋に入っているのですが、キーホルダーをぶら下げる要領で、野菜や果物がこんな感じで並んでます。「せっかく来たのだから色々買ってきたい!」という観光客には親切な売り方かと思います。
勿論神奈川県産の玉ねぎやにんにく、じゃがいもやニンジンなど色々販売されています。
お土産以外でも、地元の方でも使える程の商品の豊富さです。
たまごコーナーには、山北町のくだかけ生活舎のたまごも売っているようですが、残念ながら完売…。
何故か静岡県三島産のたまごが大量に陳列されていました。
お米コーナーには小田原市の志村米穀店さんのお米も。
ここのお米は本当においしいです。米以外にもお菓子の材料になる米粉なども売っていました。
あれこれ加工品 《きんたろうのたまごにびっくり》
あれやこれやあります。
足柄地域でとれる柑橘や野菜を使ったお土産や加工品など、売り場面積の半分程はこのエリアが占めます。
一つ気になる商品が。「きんたろうのたまご」
どうみても岩手県大船渡市さいとう製菓の「かもめの玉子」に酷似しています。
これは元岩手県民としてなんとも言えない。
しかし、パクリ商品だとも断定できないので、あまり言及しないことにします。
ごめんなさい。
ふるさとゴハン食堂
牛は足柄牛や相州牛、豚はやまゆりポーク、鶏はかながわ鶏と、地の食材を使ったおいしそうな料理が色々ありました。値段こそ若干高めですが、メニュー表に載るお料理の写真はどれも美味しそう。
スウィーツメニューは「足柄茶ソフトクリーム」が一押し。
こちらは超人気商品らしく、ソフトクリーム待ちの行列がお店の外まで繋がっていました。
是非1度食べてみたいです。
まとめ 《南足柄市の道の駅ではなく「足柄」の道の駅》
コンセプトにあるように、ここは「足柄」の道の駅です。
所在は南足柄市ですが、足柄上郡は勿論、小田原市周辺の様々な産品が揃っています。
個人的な感想としては、もう少し地のもの(特に南足柄産)が欲しいな~と思いました。
私の感覚ですが青果は半分以上が神奈川産。その他(3~4割)は茨城など関東近郊が多かった気がします。愛知県・青森県産の物もありました。
愛知県産スイカ 青森県産りんご
南足柄市にあり、南足柄市が作ったのにも関わらず、市内のみならず神奈川県内あちこちの産品を扱っています。南足柄市は周辺地域思いの自治体なんですね。
それでも、246号線から逸れて20分くらい、東名大井松田ICから約10分、箱根へのアクセスも悪くない場所なので、ここ南足柄市に道の駅があることは色んな意味があるのかなとも思います。
まだ始まったばかり、どんな道の駅になっていくのか見ていこうと思います。
まずは「きんたろうのたまご」を一度買ってみます(笑)。
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